日々、本と暮らす

主婦目線で読んだ本や生活のアレコレ。5歳男&3歳女の2人の母さんやってます。

100冊の中から選ぶ!2018年印象に残った本ベスト5

2018年も残り10日余り。読書冊数が100冊突入しました!
(目標は年間120冊でしたが、まぁよしとします。自分に甘い!)
100冊の中から印象に残った本を5冊選んでみました。
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いもこが選ぶ2018年ベスト5!それではいってみましょう!

ルビンの壺が割れた 宿野かおる

ルビンの壺が割れた

ルビンの壺が割れた

SNSのダイレクトメールのみで進みます。
昔付き合っていたカップルのダイレクトメール。
普通に昔を懐かしむメールかと思い読み進めていくと…
その短さなのに、様々な驚きが!!!!
あまり言うとネタバレになるので言えないのが苦しい。
読んだ後の不快感(?)を共有したくなる1冊。
1時間くらいで読み切れます。
短いのにこの変化球。すごいです。



Q&A 恩田陸

Q&A (幻冬舎文庫)

Q&A (幻冬舎文庫)

ルビンの壺が割れたに少し系統が似ているかもしれません。
タイトル通り「Q&A」のみで進む1冊。
都内郊外の大型商業施設において重大死傷事故発生。
死者69名、負傷者116名。
原因を追究するために様々な目撃者、
被害者の証言「Q&A」のみで話が進む。
現実で起こり得そうな事件に、目が離せなくなりました。
オカルトな怖い話ではないのにぞわっと鳥肌が立つのがすごい。
無機質な部屋の不気味さをイメージしました。
「Q&A」だけの話なのにこの面白さ。
さすが恩田陸さん!だなと思いました。



円卓 西加奈子

円卓 (文春文庫)

円卓 (文春文庫)

西加奈子ワールド。主人公は3年生の女の子こっこ。
小学3年生の頃何を考えていたのか忘れてしまっているけど、
この円卓を読むと思い出すようなノスタルジーな気持ちになりました。
出てくる登場人物のキャラが心地よくて
ページをめくる手も早くなる、早くなる。
小学生のみずみずしい感性が光ります。
特に冒険めいたものはないけど、日常の雰囲気を味わうにはベストな1冊。



悼む人 天童荒太

悼む人

悼む人

表紙のインパクトがすごくて手に取りました。
(不気味すぎる…!!!!)
そして手に取ったことを少し後悔。
全国を放浪し、死者の悼む旅を続ける静人。
傍から見たら「危ない人」認定だけど、静人は信念を持ってやっている。
当たり前ながら全国各地、どこでも事故や殺人、または病で人って亡くなっていて、そのすべての人に様々なドラマがあったのだろうと感慨深いものがありました。
読むのが辛い死に方をしている人が多々でてきますが、静人が悼むことによって少し楽になれるような…
なれないような…

暗い気持ちになることは間違いない本ですが、
不思議とやめられませんでした。

【番外編】静人日記 天童荒太

静人日記

静人日記

そして、続編らしきものもあります。
全国を放浪しながら毎日つけていたという静人の日記も本になっています。
「悼む人」では静人の気持ちが分かりにくかったけれど、「静人日記」で少し理解できるかもしれません。




おらおらでひとりいぐも 若竹千佐子

おらおらでひとりいぐも 第158回芥川賞受賞

おらおらでひとりいぐも 第158回芥川賞受賞

芥川賞を受賞した1冊。正直芥川賞の本には「…?」と思うことが多いお子ちゃまな私です。
この1冊はなんか分からないけど納得しました。
読みだす時にがちがちな東北弁の文章に「読みづらいかも…?」と思ったのですが、心配なし。
声に出して読みたくなる東北弁にやられました。
そして主人公桃子74歳の東北弁で様々な桃子が喋る脳内の声達がとてもいい。
東北弁なんてしゃべったこともないけれど、どこか身近に感じるのは将来の自分に照らし合わせているからかもしれません。
74歳桃子の脳内で話している「女の本音」にアラサーですがなぜか共感するところも。
芥川賞に対する苦手意識(?)が薄れた1冊でした。

最後に

2018年も様々な本に出会えてよかったです。
私の家事・育児ストレスから救ってくれた本たちよ、ありがとう。
来年も面白い本に出会えますように!