日々、本と暮らす

主婦目線で読んだ本や生活のアレコレ。4歳男&3歳女の2人の母さんやってます。

【読書】人間のドロドロした感情を思い切り味わえる小説2選

読んだ後前向きになれる小説、スカッとする小説様々あります。ですが、ドロドロの人間関係の小説もなかなかオツなものです。綺麗なものもいいけれど、たまには人間臭いものもいかがですか?
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主婦病  森美樹

なぜ手に取ったか。思いっきりタイトルに惹かれたからです。「主婦病」、気になりました。

欲望、猜疑、諦め、嫉妬……私も患っているのだろうか、〈主婦〉という病を。部下の男との情事の最中に倒れた夫、その裏切りを受け止め切れない妻。自分には無関心な夫の知らない世界に飛び立とうと、テレクラのバイトで金を貯める主婦。願った子供が授からなかったために、好きな夫と距離を取ってしまう妻――揺れる関係に悩み、こじらせ、もがく女達を描く、第12回R-18文学賞読者賞を含む連作短編集。
Amazon 商品説明より引用

R18でしたね~。ドキドキ。夫婦にも色々あるように女の感情も様々ですね。6つの短編小説が入っていますが、どの物語にも登場する金髪の男がアクセント的存在になっていてどこか繋がりが感じられる小説です。
ドロドロしているんだけど、どこか淡淡としていて不思議な小説でした。主婦の生活感がよ~く出ているのが良かったです。

鍵のない夢を見る 辻村深月

辻村さんと言えば映画「ツナグ」の原作者です。オカルトチックな「ツナグ」とは正反対。現実に起きていそうな事件を扱った小説です。
放火・DV・殺人・誘拐など、その事件の背景が書かれてあり、ものすごく現実感があります。どんな事件にもあったことはないけれど
「あぁ、こんな風な思考の人いそう。」と思えてしまうから不思議。リアリティーがあります。
幽霊よりも生きている人間の方が怖いっていうのを再確認できる小説です。

4つめのお話君本家の誘拐の回は、赤ちゃんが誘拐される話なのですが、慣れない育児を一生懸命している主人公の様子が辛くて辛くて…。すごく現実を書いてるなぁと思いました。果たして、赤ちゃんは無事なのか、とても気になり一気読みでした。