日々、本と暮らす

主婦目線で読んだ本や生活のアレコレ。5歳男&3歳女の2人の母さんやってます。

【読書】新井賞受賞の「砂上」を読みました。

新井賞、ご存知ですか?新井賞とは三省堂書店の書店員・新井見枝香さんがが、店頭での販促を兼ねて、個人的に推したいと選定した小説のこと。
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直木賞・芥川賞の発表と同じ日の夜に発表されるもので、2014年から始まった比較的最近できた賞です。
直木賞や芥川賞は少し敷居が高いと感じる私にとって、書店員さんが選ぶ「新井賞」が気になるところです。

2017年下半期の新井賞「砂上」桜木紫乃

いつか作家になりたいと思う令央。細々と生活しつつ、小説を書いていたが夢に近づく日がこないまま40代に。
ある日、玲央の前に冷徹な1人の編集者が現れる。「あなた今後、なにがしたいんですか。」鋭い意見を堂々と述べる編集者を機に、令央は母が墓場へと持っていったある秘密を書く決心をする。

サラっと感想

淡々とした、飄々とした文章で小説の奥深さを読めたような気がしました。
全体的に嘘なの?本当なの?という箇所があって真相も気になる。個人的に冷徹な編集者乙三の
「主体性のなさって、文章に出ますよね。」(P5より)がグサっときました。自分に言われている訳じゃないけど身に覚えがありすぎました。

小説を完成させるまでの葛藤や流れが勉強になります。
小説を1つ完成させるのって自分自身を削る行為なんだなぁ…と改めて思いました。